Feb 12, 2009

ドラゴンネストの魅力

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 自動車のF1シリーズ第15戦、日本グランプリ(GP)は8日、三重・鈴鹿サーキット(1周5.807キロ)で公式予選が行われ、総合連覇が目前のセバスチャン・フェテル(ドイツ、レッドブル・ルノー)が1分30秒466(平均時速231.083キロ)で5戦連続、今季12度目のポールポジション(PP)を獲得した。通算27度目で日本GPでは3年連続。ジェンソン・バトン(英国、マクラーレン・メルセデス)が、1000分の9秒差で続いた。
 小林可夢偉(ザウバー・フェラーリ)は10人が参加して行う3回目(Q3)で、決勝を見据え記録なしで切り上げたが、規定により自己最高の7番手となった。同様の策を採った他の3台と違い、計測を試みたと判断された。 

小林可夢偉(ザウバー)が、9日(日)に行われる日本GP決勝を、自己最高となる7番手からスタートすることになった。

可夢偉は予選で、トップ10で争われる最終セッションQ3に進出。コースインしたものの、タイヤを節約するため、タイムを計測することなくピットへ戻った。可夢偉と同様、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、ブルーノ・セナ(ロータス・ルノーGP)、ビタリー・ペトロフ(ロータス・ルノーGP)もタイムを計測していなかった。

予選終了時に発表された結果では、シューマッハ、セナ、ペトロフ、可夢偉という順番で、可夢偉は10番手になっていた。しかし、ルール適用の解釈をめぐって情報が錯そう。そんな中、統括団体FIA(国際自動車連盟)が決勝の暫定スタート順を発表。可夢偉は7番手スタートと記載されている。

可夢偉は計測ラップに入ったものの、タイムを計測せずにピットへ戻ったが、シューマッハ、セナ、ペトロフは計測ラップへ入ることなく予選終了のチェッカーフラッグを受けてしまい、規定によって可夢偉が7番手スタートになったようだ。

これまで、予選での可夢偉の自己最高位は8番手。7番手スタートは自己最高となる。

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 タイトルを争う2人によるPP争いは、まれに見る接戦となった。

 予選3回目の終了時間ぎりぎりに計測を開始する“本番”のアタックで、フェテルが1分30秒466と、この週末で最も速いタイムをマークした。直後にフィニッシュラインを通過したバトンは、わずか0秒009遅れ。レッドブルのスタッフが抱き合って喜んだ。

 「何て予選だろうね」とフェテルは満足げに話す。前日のフリー走行中にクラッシュ。車のバランスを失い、調子を取り戻すのに手間取った。この日午前のフリー走行3回目でもタイムは伸びなかったが、スタッフは最後の最後までマシン修復に汗を流した。「間に合ってくれたよ。本当に感謝と言うしかないね」

 一方、「最後のアタックで十分手が届くと思っていたんだけど、1000分の9秒かあ」とは、手中にしたと思っていた今季初PPを逃したバトン。それでも初日からすべてのセッションでトップタイムをマークし好調さを示していただけに、第6戦・モナコGP以来の最前列スタートに「悪くないね」とほほ笑む。

 フェテルの2年連続王座獲得はほぼ確実な情勢だが、目の前の勝負に負けたくないのもドライバーの本能。抜きにくいとされる鈴鹿だが、今季は空気抵抗削減システム(DRS)導入で追い越しが激増しており、激戦が予想される。「ベストを尽くすよ」と、バトンは力を込めた。(只木信昭)

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 予選終了4時間後に発表された決勝スタート順で、予選10位の可夢偉が7番手に浮上した。「奇跡ですよね。チームに感謝しないといけない」。可夢偉は自己最高のスタート位置に感慨深げだ。

 予選3回目に進出した10台中、可夢偉を含む4台がタイムを計測しなかった。決勝へタイヤを温存するためで、ここまでは今季よくある光景。ただ可夢偉はチームの指示で3回目の開始早々、タイム計測に臨んでいた。フィニッシュラインを通らずピットに入ったためタイムは残らないが、これが大きな違いだった。

 規定にはタイムなしの場合、計測を試みた者を計測に出走できなかった者に優先するとある。規定を知り尽くしたチームの深謀遠慮だった。

 調子の上がらなかった車を、今季6戦ぶり4度目の3回目進出ができるまでに調整したのもチームの努力だ。前夜、チームは年間4回だけ認められる深夜までの“残業”を申請し、調整に努めていた。「まだ完璧じゃないけど、だいぶんよくはなった」と可夢偉。「決勝に集中したい」と、結果でスタッフに感謝を示すつもりだ。(只木信昭)

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